発売中の「Number」の特集「スペイン、本当に優勝できますか?」には、スペイン国内のまとまりのなさを不安視しています。スペインサッカーに詳しい人なら周知の事実ですが、バルセロナはスペイン北東部の一地方ながら、独立国のようなカタルーニャ地方のチーム。今までは、そこから代表に選ばれても控えになるなど、明らかな差別もあり、カタルーニャの人々はどちらかというと「代表が憎い」くらい。その北方には、同じく独立意識の高いバスク地方もあります。
それが、今回のスペイン代表はバルセロナの中心選手と、バルセロナのようなパスワークを中心としたサッカーで、ユーロ2008で優勝。
今回のワールドカップは、カタルーニャも含めた全土で「代表ブーム」になっているそうです。
フランスやスペイン、神聖ローマ帝国など、宗主を変えても自治を守りかけていたカタルーニャがスペインの一地方となった屈辱の日は1716年。徳川吉宗が将軍になった年です。
1936年以降のフランコ政権下では、カタルーニャ語は公の場で禁止。唯一叫べるのは、バルセロナの試合の応援時だけとなりました。
というわけで、カタルーニャの人々から心底愛されるバルセロナ。
ホームスタジアムであるカンプノウには、「クラブ以上の存在Més que un club」と刻まれています。
次回はバスク地方について。